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観光協会がまとめたトリップアイデアや
季節のオススメ情報などをお届けします。

矢勝川の彼岸花育成活動について

文化・カルチャー

新美南吉さんはふるさと半田を舞台に多くの作品を残しました。
南吉さんの童話の世界をこの地に、と矢勝川堤では、
毎年彼岸花が咲く風景を守る活動が行われています。

  • 開催場所:矢勝川堤(半田市岩滑)
  • 季節:9月中旬から10月初旬

児童文学作家・新美南吉の童話『ごんぎつね』の舞台となった矢勝川の堤。秋になると全長1.5kmにわたって植栽された300万本の彼岸花で真っ赤に覆われます。この景色は、半田市岩滑に生まれ育った小栗大造さんというひとりの人の想いに、多くの共感が集まって成し遂げられたものでした。

新美南吉のふるさとの景色を守る
300万本の彼岸花が生まれたわけ

小栗大造さんについて

新美南吉の生まれ故郷である岩滑に生まれ育った小栗さんは、ある時、童話「ごんぎつね」にでてくる一節「ひがん花が、赤い布のように咲き続いている」風景を矢勝川堤につくろうと思い立ちました。当初は、賛成する声ばかりではなかったのですが、活動を続けるうちにひとりひとりと賛同者が集まり、草刈りや植栽を行った結果、現在の300万本の彼岸花が咲く風景が生まれたのでした。

矢勝川の彼岸花を支える活動

矢勝川の彼岸花を守る会について

秋に一面の彼岸花を咲かせる為には、年間を通じて管理を行わなければいけません。現在は、矢勝川の彼岸花を守る会4代目会長大島広信さんを中心に活動が行われ、今なお地域の子どもたちへと、その風景を守る活動はつながっています。

4代目会長 大島広信さん

今から5-6年前、草取りだけでも手伝おうかと思ったことがきっかけで活動に参加した大島さん。現在は、4代目会長として年間を通して雑草を刈ったり、ごんの秋まつりにむけて彼岸花をきれいに咲かせるためのメンテナンスに力を入れています。会員の数が減って、高齢化していることもあり草を刈ることもままならない状況が気になりながらも、
「今や全国各地から彼岸花を見に来る人がいる。その方々の為にも彼岸花をきれいに咲かせる活動だけは維持して行きたい」と話してくれました。

矢勝川のサイクリングロード美化 松本勉さん

20年前に矢勝川にサイクリングロードができた時、道路端の花壇にきれいなキリシマツツジが植えられたが3年と持たず枯れてしまった。そのうち草が生え荒れて来てしまった。子どもたちが通るのに不向きであるし、(松本さんの奥様が)「なんとかしたい。」と言ったことがきっかけで、もう一度開墾して花を植えようと思いました。現在は、サイクリングロードの美化活動を行いながら、矢勝川の彼岸花を守る会の活動も兼務し、彼岸花の時期にはコスモス・ひまわりなどの色々な花が一緒にみられるようにと活動しています。

地域に広がる活動(球根の植栽)

近隣の保育園に通う園児たちと一緒に球根を植える活動なども行い地域の子どもたちに新美南吉のふるさとの風景を守る活動を伝えています。

イベント

令和4年度は、9/20-10/4にごんの秋まつりを開催する予定です。