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田んぼアートを活かしふるさとの風景を守る

文化・カルチャー

色の違う稲穂で、水田に絵を描く「田んぼアート」
南吉の童話の風景を守る取り組みとして2014年から始まりました。

  • 開催場所:矢勝川沿いの田んぼ
体験を通じて南吉のふるさとの田園風景を守り繋いでいく

新美南吉の童話の風景が広がる半田市岩滑。ごんぎつねの絵本にも登場する矢勝川沿いにある田んぼでは、近隣の農家である「おいしい村」を中心に、地元有志やNPO法人ごんのふるさとネットワークが協力し、毎年田んぼアートが行われています。

「子ども達においしいお米と笑顔を届けたい」と話す、おいしい村 末松さん

彼岸花の時期のもう一つのお楽しみ

この田んぼの側を流れる矢勝川の堤には、毎年彼岸花が植栽され秋のお彼岸の頃には300万本の彼岸花が咲き誇ります。同時期には「ごんの秋まつり」が開催され、遠方から訪れる多くの来場者の目を楽しませています。

田んぼアートの取り組みは、せっかく来ていただいた方たちに、彼岸花だけでなくよりこの南吉のふるさとの風景を楽しんでもらいたいという思いから、2014年から始まり、現在も続いています。

色の違う稲穂で絵を描く「田んぼアート」

スケジュール

  • 5月 田植え
  • 8-10月 田んぼアート見頃
  • 11月 稲刈り

南吉の童話の風景を守る

現在、田植えや稲刈りは、一般参加者も募集し、こどもたちやその親世代へも関心をってもらうような取り組みへと発展しています。特に、田植え体験は子どもに体験させてあげたいと人気を博しており、環境学習の一環としても体験の場を提供しています。

南吉の童話の風景である田んぼや里山を大切にしていく取り組みを通じて、彼岸花の時期だけでなく年間を季節の移ろいを楽しみに来てもらえるような場所になっていくことを目指しています。

「なかなかできない体験」と、小さな子どものいる家族らに人気