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ありがとう、跨線橋

文化・カルチャー

そして、さようなら。
現役最後の勇姿を見に行こう。

  • 開催場所:JR武豊線 半田駅

2021年6月5日JR武豊線半田駅にある跨線橋が現在進められているJR武豊線半田駅付近連続立体交差事業に伴い、現役生活に終止符を打つことになりました。110年もの長きに渡って人々の往来を支え続けてきた跨線橋の、現在の姿が見られるのもあと僅か。みなさんも半田駅の跨線橋の現役最後の勇姿を見に行ってみてはいかがでしょうか。

JR半田駅跨線橋について

明治45年の半田駅駅舎増改築工事に先立って、明治43年11月に完成した跨線橋。建築当時から同じ場所にある跨線橋としては日本一古い橋として鉄道ファンから親しまれています。 
当時の半田駅は年間貨物着発数10万トン、乗車人員は15万人であったと言われ、多くの物や人の往来、それに周辺の経済を支えた重要な場所でした。
半田駅の跨線橋は現在も当時とほぼ同じ姿を残していて、橋の支柱に鋳込まれている「明四十三鐡道新橋」という文字を見ると、いくつもの時代を跨いできた重みをずっしりと感じることができます。

目に焼き付けておきたい跨線橋と駅舎

柱の『明四十三 鐡道新橋』
西洋風デザインの入口
平行四辺形の階段窓
木造の上屋
赤レンガ造りの油庫

「半田駅の跨線橋は、階段の幅が狭かったりバリアフリーの問題があったりと、現代では不都合な点もあるので過去の遺物のように扱われることもありますが、明治時代から長年その場所で移動されず使われ続けています。全国的に見ても貴重な建物としてぜひ後世に繋げていただきたいです。」

半田市鉄道資料館
杉浦正博さん

おもいおもいのスタイルでありがとうを伝えよう

1:ありがとう、跨線橋フォトキャンペーン

歴史的建造物であると共に、みんなの思い出の場所でもある跨線橋。Instagramやfacebookあつまったみんなの跨線橋写真を紹介しています。

2:イベント

6月5日は半田駅前で活動するまちづくり遊びサークル『たのしあん』と『半田駅前商店街』が企画するイベントが開催されました。イベント時は安心してご来場いただけるよう、関係者一同、可能な限りの感染症対策を実施し、感染予防に取り組んだ上でイベントを実施されました。

【昼の部】やどかり公園(終了しました)

子供達を遊ばせたり、芝生でのんびりしながら、跨線橋を眺めることができます。1階から、屋上から、どうぞ今の風景を目に焼き付けてください。※雨天時は屋内のみの開催

【夜の部】ありがとう、跨線橋(終了しました)

現役最古の跨線橋の渡り納め。集合場所から隣の乙川駅まで徒歩で移動し最終列車に乗車。 半田駅で下車してみんなで跨線橋を渡ります。乙川駅から乗車せずに入場券で半田駅に入るのもOK。 これが本当に現役最後。最後にみんなでありがとうを伝えます。 ※深夜なので、静かに開催

半田駅前の歴史、
そしてわたしの思い出に想いを馳せる

JR半田駅の跨線橋は半田駅前を発展させ、その歴史を伝えてきた存在。ひとりひとりの胸の中にある思い出の跨線橋に感謝の気持ちを伝える機会にぜひどうぞ。